メジロマックイーン関連ニュース
今回は初めての中央遠征となりましたが、結果は若さをもろに露呈する形となりました。
中団の外目をいい感じに追走するも、いつの間にやら後方へ下がり、最後は馬群から大きく置かれた場所で同じ地方競馬からの遠征馬とドンジリ争いをしてしまいました。
聞けば、敗因は若さです。
「突然、どっかへ飛んで行ってしまいそうなほど酷い物見をしてしまって……」
関係者から頂いた今野騎手の談話によれば、アレグロはレース中に酷い物見から外へ外へと逃避し続けたそうです。今野騎手も懸命になだめようとしたのですが、内に入れて制御しようにも他馬へ迷惑をかける恐れがあり、それもできず。
結局、まともに競馬をすることなくレースは終了。レース後は検量室へ戻ることもできず、陣営が「故障かっ」と肝を冷やした場面も。むろんこれも物見が原因で、まともに戻ってくることもできなかったのです。
普段は人なつっこく、甘えん坊で大人しいアレグロくんの目に、この日は一体何が映ったのでしょうか。
謎は深まるばかりですが、はっきりとした敗因があるので、今回の競馬は大敗だからと言って悲観する必要はありません。
けれどもまだまだ子供っぽいサドラーズアレグロ君には、親しみと期待を込めて「アレグロ坊ちゃん」と命名することにします(笑)。
「芝適正も能力も問題なし」
アレグロ君から「坊ちゃん」のニックネームが取れたとき、今野騎手のコメントが嘘でないことが証明されるでしょう。そしてこの言葉を覚えていた人と、坊ちゃんの可能性を信じ続けていた人は、そのうちビッグなプレゼントが届くはずです。
暫く中央遠征はないかもしれませんが、今後も坊ちゃんの健やかな成長を暖かく見守ろうじゃないですか。
[2006 12/16]