メジロマックイーン関連ニュース
9月21日付でレオタツオーが登録を抹消しました。
レオタツオーは昨年10月の新馬戦でフサイチホウオーの3着に入り、勇躍クラシック候補として名乗りを挙げました。
当初から素質の高さを信じてくれた加藤師により、レオタツオーは大切に大切に扱われ、今年の2月以降はほぼ1ヵ月に1走というペースを守ってレースに使われていましたが、残念ながら師の思いに応えて勝ちきるまでには至りませんでした。
未勝利馬であれば強行軍で使い続けてもおかしくはありませんし、そうすることでレオタツオーも勝利のチャンスがどこかで転がり込んできたかもしれません。
けれどもそうしてこなかったのは、師がレオタツオーのことを高く評価していた何よりの証でしょうし、パンとしてこない馬を無理には使わないという師の強い意志からなのでしょう。
「馬優先主義」
口で言うほど簡単ではありません。大金がかかっている中で、あらゆる圧力があるところで、馬優先を貫き通した加藤師をぼくは尊敬しています。
ホクトスルタン閣下だって、あの時に福島で連戦を続けていたら、今頃どうなっていたかは分かりません。残念ながらホクトスルタン閣下は転厩してしまったために、師に直接恩返しをすることはできませんが、レオタツオーは地方で実績を残せば再び加藤師の元へと戻ってくるはず。
マックの子供を今までの誰よりも大切に扱ってくれた加藤師のためにも、一刻も早く地方で再起を。
そして一時も早く加藤師の戦力になれるよう、レオタツオーにはがんばってほしいです。
「あの時、加藤師が焦らずに大切に使ってくれたから……」
きっとそう思える日がすぐにやってくるはずです。
[2007 09/24]