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10月10日の川崎競馬で不完全燃焼に終わったサドラーズアレグロ坊やが、本日（10月24日）の船橋競馬11Rに出走しました。
ご存知の通りアレグロ坊ちゃんは物見が激しいなどの理由から遠征競馬ができない状態が続いていましたが、「このままでは選択肢が狭すぎる」という理由から、今回は惨敗も覚悟の上で遠征となりました。
どうしても競馬に集中しない面のあるアレグロ坊ちゃんを少しスパルタで教え込むために、この日のレースは大井の内田博幸ジョッキーが鞍上に。
▲ 内田博幸投入に深い深いブリンカー
しかしレースは実に散々なものとなりました。
内田騎手がいきなり出鞭を入れて懸命に前へと押し出すと2番手をがっちりキープ、と思いきや向正面に入り激しく頭を上げて折り合いを欠き続けます。
何度も何度も嫌がるしぐさを見せながらそれでも内田騎手が何とか折り合いをつけますが、今度は勝負どころでいつものように気を抜く悪い癖。
もはやどこさもない競馬になりかけていましたが、そこはさすがに内田騎手です。
無理矢理に4角で押し上げると、そのまま直線では逃げた内の馬との激しい叩き合い。前半にあれだけロスの大きな競馬をしていたにも関わらず、鞍上の激しい檄に応え続けたアレグロも流石でした。
実に力強いストライドで競り合った馬をクビ差抑えきって待望の3勝目をあげました。
内田騎手は開口一番「いやぁ～いきなりレースをやめちゃうんだもん……」と苦笑い。
陣営も「こりゃこの（内田ジョッキー）レベルでないと動かないや」と半ば呆れ顔。
底知れぬ能力をやみくもに振り回すその姿は「坊ちゃん」だなんて甘っちょろいレベルではなく、もはや『アレグロ（暴れん）坊将軍』の域に達したよう。
将軍様が真面目に施政に取り組んでくれないと、国民は困ります（笑）。
▲ レースは最悪の内容も、最後は競り合いを制して優勝