メジロマックイーン関連ニュース
本日2024年8月24日の中京4R 第26回小倉サマージャンプ(J.GIII)障害3300m に、オルフェーヴル産駒のトゥルボーとロスコフ、ドリームジャーニー産駒のニューツーリズムが出走し、ロスコフが直線半ばで抜け出し独走状態で優勝しました。
ロスコフは父オルフェーヴル、母ベルプラージュという血統の6歳牡馬。
1頭出走を取り消し、重賞では1989年の新潟3歳ステークス以来となる5頭立てで行われた競馬。
レースは序盤からニューツーリズムが逃げ、ロスコフが2番手、そのすぐ内にトゥルボーという隊列で進み、終始「ファミリーによるファミリーのための競馬」が展開されます。
その中で2周目勝負どころで徐々にトゥルボーの手応えが悪くなり、ニューツーリズムとロスコフの2頭が後続を大きく引き離してマッチレースの様相を呈すると、最後はロスコフが抜け出し優勝しました。
色々と恵まれた点はあれど、ロスコフの勝ちっぷりは非常に強烈なモノ。
ここ数戦の安定感を考えれば重賞ウィナーに相応しい馬であることは間違いなく、オルフェーヴルの成長力を加味すれば、今後さらに上昇してくれることは想像に容易く。そう遠くない日に、この日の勝利が「ただ運に恵まれただけ」でないことを証明してくれるでしょう。
またニューツーリズムも終始レースを作っての2着は立派。
ジャンプレースに転向してからの安定感は抜群で、長い間頑張り続けている彼にも、なんとか一つでも大きなタイトルを取らせてあげたいところです。
なおトゥルボーは最後の4コーナーですでに歩様がおかしく、無理をさせない雰囲気で最終障害手前で競争を中止しました。
レース後に左前肢跛行とJRAから発表がありましたが、もともと大きな怪我をしていた馬だけに、今後の動向が心配されます。
レース結果・映像はJRA公式で。
重賞初制覇のロスコフは通算26戦5勝(ジャンプレース6戦2勝)の戦績に。
オルフェーヴル産駒は今季2度目の重賞制覇で、通算49個目の重賞タイトル獲得(海外重賞4勝、地方交流重賞16勝、ジャンプ重賞3勝)。
今季26勝目、通算で540勝目となりました。
[オルフェーヴル産駒 勝利一覧]
[メジロマックイーン・クロニクル]
ロスコフ:草野太郎騎手
「今日は馬に気持ちが入っていました。ホッコーメヴィウスが取り消して逃げてもいいかと思いましたが、ニューツーリズムがいいペースで引っ張ってくれました。同じオーナの馬でやり合っても仕方ないので、リズム良く脚を溜めて行きました。追い出してからフワッとするところがある馬ですが、暑いなか気持ちを切らさずに最後まで頑張ってくれました。前走は悔しい思いをしましたが、ここでタイトルをひとつ取れて良かったです」ニューツーリズム:伴啓太騎手
「ホッコーメヴィウスをどうやって負かすか考えていましたが、取り消したので行って後ろを待たずにスタミナ勝負に持ち込むことを考えていました。初めての中京コースで馬が慎重になったようで、かえって折り合いがつきました。悔しいですがどこが失敗ということはなく、勝った馬は強かったです」(ラジオNikkei より)