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現地時間2024年11月2日にデルマー競馬場で行われた第41回 ブリーダーズカップクラシック(GI)ダート2000m に、オルフェーヴル産駒のウシュバテソーロが出走。
いつものように後方からレースを進めますが、3コーナー過ぎで早くも手が動き、直線は内から懸命に脚を伸ばそうとしていましたが、いつもの力強い末脚は見せられずに後方のまま10着に敗れました。
ウシュバテソーロは父オルフェーヴル、母ミルフィアタッチという血統の7歳牡馬。
最終追い切りを無事に終えただけで川田騎手がガッツポーズをしたという話が伝わってきましたが、その段階で少し違和感を覚えたのは自分だけではないはず。
現地では調教ライダーを振り落とすようなシーンも報じられていましたが、戦前からメンタルの面で少し不安があったのでしょうか。
レース展開がどうとかそういうレベルの話ではないだけに、より深刻な雰囲気もありますが、まずは無事の帰国を。
レース結果・映像はBreeders’ Cup 公式で。
川田将雅騎手
「全体の雰囲気はとても良かったですし、具合良くここまで来られたと思いますし、機嫌も良く馬場入場まで終わってくれて、返し馬の段階でも良い雰囲気で終えることができていたので、レース前まではとても良い雰囲気でした。前半はいつも通りの雰囲気ではあったのですが、向正面に入っても前走と同じ様に、なかなか馬の気持ちが出て来ず、動けないまま進んでしまうような形なので、そういうところがちょっと彼らしさを出すことができなくて、残念な形ではありますけれども、それでも頑張ろうとはしてくれているとは思うのですが、1番良いときの雰囲気ではないなという感じは正直受けてしまいます。体は特に大きな変化はないと思います。昨年、その前の年から、あれだけ素晴らしい走りをしながら、これだけのトップクラスの馬達と走り続けてくる中で、今年も勝ててはいませんでしたが、春も素晴らしい走りをしてくれて、世界で2着を2度取っていますから、それを思えば凄く頑張ってはくれているのですけど、今回こういう結果になってしまったのも残念ではありますが、これもまた1つのチャレンジだったなと思うので、良くこの異国の地で頑張ってくれた彼を褒めてあげたいなという思いです。(コメントの時点で)まだ1レース残ってはいますが、日本馬にとってとても厳しい戦いになった今年のデルマーなので、3年前はラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌが勝って、皆さんに喜びを届けられましたけど、今年はこれだけ難しい形で終わってしまったので、また改めて来年もここデルマーでブリーダーズカップが行われますので、また色んな馬達と共にここに来て、チームジャパンとして皆で頑張りたいなという思いです。ありがとうございました」
(JRAより)