レース後評

リヤンドファミユは僅差の2着。道中はひとかたまりの馬群の真ん中で進め、直線で脚を伸ばした。勝ち馬との競り合いには屈したが、この馬自身の伸びはなかなかのもので、どうやらこの子も走ってきそう。
同じくデビューを迎えたアウトインは3、4番手の外から直線もしっかりと脚を伸ばして3着。もう少し長めの距離でゆったり運ぶほうが合うかもしれないが、上々のデビュー戦だった。
初ダートとなったエーティータラントも3着。勝ち馬には引き離されたが、直線で窮屈になりながらもいい脚を使っていた。一戦毎に内容を濃くしており、次あたり……。
惜しかったのはラブイズブーシェ。道中は離して逃げる馬の2番手を進み、直線でその馬との激しい鍔迫り合いとなったが、わずかに交わしきれなかった。内容はほぼ勝利に等しく、やはり力は未勝利馬のそれではないが、あと一歩が近そうで、遠い。

レース前短評

オリエンタルアートの7番仔、リヤンドファミユがデビューする。さすがにお兄ちゃんたちと比べるにはあまりに酷だが、どんな競馬をしてくれるか楽しみ。
今週はその他にも2歳勢がどっちゃり。中山でデビューするリゾートラブは、阪神3歳牝馬S(GI)にも出走したマターラミツルの仔。アウトインは、大器の香り漂っていたエムオーフィーバーの仔。どちらも期待は大きい。
古馬勢からは、夏競馬以来となるラブイズブーシェを取り上げたい。未勝利脱出はできなかったが、6戦して2着3回、3着2回なら、限りなく1勝馬に近い未勝利馬と言ってもいいはず。昨年のエイダイポイントのように、500万での未勝利脱出を期待したい。