レース後評

レース前短評

「洋芝は俺達の庭」と言わんばかりにゴールドシップ産駒が5頭、そしてオルフェーヴル産駒のスライリーも夏競馬の終わりを告げる2歳戦、札幌2歳S へ駒を進めてきた。
ご存知、昨年の勝ち馬ブラックホールは、ここで獲得した賞金だけでダービーまで無事に出走できることができた。つまりは勝てばクラシック参加券が付いてくる大事なレース。戸崎騎手以外の鞍上の面々を見ると、心もとない感じもするが、そこは「来年、人馬ともにクラシックへ行くんだ！」という強い気持ちで頑張ってほしい。
日曜日の新潟メイン、新潟記念にはウインガナドルとリープフラウミルヒが出走する。
春はレジェンド武豊を背に感動的なレースを見せてくれたウインガナドルだが、あの勝利を機に馬が充実期に入ったのか、前走も見どころ十分だった。同じステイゴールド産駒のリープフラウミルヒともども、いい競馬を期待したい。
3歳未勝利勢はいよいよラストウィークの未勝利戦となる。
土曜の新潟で出走するアトムヴェローチェは、先週のレースで12番人気ながら4着に入り、自力でラストチャンス挑戦を掴み取った。これで初勝利まで手にするとかなり熱いが果たして。
3歳未勝利馬たちにとっては、ほとんどの馬が負ければ引退、あるいは地方行きとなるレース。全能力が出し切れる競馬を。