レース後評

レース前短評

オークスで僅差の3着になったウインマイティーが、紫苑ステークスで戦線復帰。春先の上昇度は素晴らしく、その成長曲線がこの秋までしっかりと伸びているのであれば楽しみは増大する。3冠馬誕生阻止に向けて、ここは負けられない。
ウインマイティーと同じゴールドシップ産駒のフェルマーテは、抽選を突破しての重賞挑戦。初勝利のときの競馬は素晴らしく、前走の昇級戦で差のない競馬をしたのも納得で、ここも立ち回り次第でなんとかなりそうな気配はある。
オルフェーヴル産駒のホウオウピースフルは、猛獣使いの池添騎手に乗り代わって重賞制覇を目論む。素質はこのメンバーに入っても上位のはず。夏の成長次第では「あっ」と驚くほどの強さを見せてくれるかもしれない。
重賞に手が届きそうで届かなかったアンドラステは、ついにルメール騎手を配してきた。若手騎手には酷な結果となってしまうかもしれないが、「あっさり」勝ちきって、この秋の楽しみを大きく膨らませたい。
中京ではトゥラヴェスーラがレジェンドとのコンビ継続でセントウルステークスへ。前走は4コーナーまで完璧で「勝つな」と一瞬確信したほど。伸びきれなかった原因は良く分からないが、しっかりと脚を出してくれればチャンスはあるはず。
同じく日曜日の中京に出走するカズカポレイは、デビュー2戦目で初勝利を目指す。前走は相手が強すぎただけで、この馬の素質は十二分に見せてくれた。時間をかけることなくここでしっかりと勝ちきり、次へと繋げたい。