レース後評

レース前短評

オルフェーヴル孫のコラソンビート、ナナオ、オルフェーヴルっ仔のミライテーラーが阪神ジュベナイルフィリーズで、世代最初のGIウィナーを狙う。
前走京王杯で重賞初制覇を飾ったコラソンビートは、レースセンス、追われてからの脚、どれをとっても素晴らしく、現状ではこれといった欠点が見当たらない。普通に走れば普通に勝ち負けしてくれそうだ。
ナナオは短距離を中心に走ってきたが、末脚はしっかりしており、単なるスピード任せの馬ではない。しっかりと折り合えれば1ハロンの距離延長も問題なく対応してくれそうで、こちらも勝ち負けの期待大きい。
ミライテーラーは初めての芝挑戦になるが、ダートだけでこの時期を終えてしまうのは勿体無い素質馬に感じる。このトライが来年に向けて大きく視界が広がってくれる結果を期待したい。
同じ日の中山メイン、カペラステークスにはベルダーイメルが初重賞制覇へ虎視眈々と。前走は序盤少し引っ掛かった分最後は伸びきれなかったが、それでも僅差の6着と、力の一端は示せた。初めてのスプリント戦が鍵になるが、追走に苦しまなければ終いの脚は確実。ゴール前強襲で初タイトル獲得といきたい。
マイネルラウレアは自己条件で仕切り直しの一戦を迎える。菊花賞は前を行くナイトインロンドンが挟まれ後退して出来たスペースにうまく突っ込んだと思いきや、ナイトインロンドンの行手を阻んだ同じ馬に、4コーナーで挟まれこっちも後退と、ファミリーにとってはなんともモヤモヤする競馬となってしまった。それでも直線はよく脚を伸ばしていたし、内容は悲観するものではなかった。課題の追走力は一朝一夕で身に付くものではないだろうが、期待が大きいだけにこの1ヶ月の間にでも成長してるとこを見せて来年に繋げてほしい。