レース後評

レース前短評

トゥラヴェスーラは脚質的に展開や並びに左右されるところはあるが、持っている末脚は一線級。今年は順調に使えていないが、9歳の夏だけにもうそんなにチャンスも残されていない。ここから秋のキャンペーンへと突き抜けてほしい。
一方のナナオは満を持しての古馬初挑戦。一介のスピード馬ではなく追って味のあるところがこの馬の良さで、こういうタイプはそうそう大崩れしない。狙い撃ちにきた重賞で、斤量は52キロ。チャンスは十分だろう。
同じ日の函館メインには、ショウナンマグマがスタンバイ。今年に入ってじわじわと強くなってきている印象で、得意の1800m でなくても見せ場たっぷりのレースを繰り返している。とにかく賞金加算をした馬なので、それなりの相手が揃っていそうだが勝利は欲しい。
前日の函館最終ではショウナンマグマの従兄弟エーデルが2勝目を狙う。半年ぶりの実戦復帰となった前走は上々の内容で4着。気の難しいところのあるブルザンインディゴの子供の中でも、一番伸びてくれそうな予感がする。楽しみな一戦だ。