レース後評

レース前短評

ライラックが自身三度目となるエリザベス女王杯挑戦を果たす。前走はレース序盤に入れ込んだために、直線は伸びきれなかったが、全体の内容は着順ほど悪くなかった。馬体重を見ても体調は良さそうで、やはりこの季節は合うのだろう。今季結果は出ていないが、ここで巻き返す可能性は十分ありそう。人気薄の大駆けを期待したい。
福島記念にはオルフェーヴル産駒のクリノプレミアム、マックのひ孫ショウナンマグマ、そしてゴールドシップっ仔のフェアエールングが出走する。
クリノプレミアムは3月の中山牝馬ステークス以来となる復帰戦。毎レースきちんと脚を使ってくれる偉い馬で、今季も敗戦は続いているが、立ち回り次第でもっと上を狙えていい競馬が続いている。実績のある福島でまだ枯れていないことを証明したい。
ショウナンマグマはこの秋の競馬がもう一つだが、昨年暮れからは本当に充実していた。春のことを思えば1800m にはこだわらないし、状態さえ戻っていればチャンスもあるはず。
フェアエールングは自己条件をきちんと勝ち上がって、2歳時以来の重賞挑戦。牡馬相手の重賞でどこまでやれるか分からないが、福島コースは合うし、何より軽ハンデは魅力。丹内騎手の継続騎乗も心強く、一発があるかもしれない。