レース後評

レース前短評

クリノメイが無傷の3連勝で阪神ジュベナイルフィリーズで世代初のGI馬君臨を狙う。
デビュー戦、そして2戦目と、地味ながら味わい深い勝ち方でここまで駒を進めてきた。鞍上は乗り替わりとなるが、癖のなさそうな馬なので心配はなさそう。ラッキーライラック以来となる、オルフェーヴル産駒の阪神ジュベナイルフィリーズ制覇を期待したい。
土曜日の重賞、中日新聞杯にはエリカヴァレリア、マイネルメモリー、マコトヴェリーキーがスタンバイ。
前走のアルゼンチン共和国杯で「あわや」の競馬を見せ、重賞に手が届きそうなところにいることを証明してみせたマイネルメモリー。実績のある距離に戻り、ここはチャンス十分だろう。来年に向けて結果と内容を求めたい一戦だ。
マコトヴェリーキーは少し足踏みをしたが、ようやく3歳時以来の重賞挑戦の日を迎える。ここを難なく突破してくれると、来年の楽しみが一気に増してくる。この馬も期待は大きい。
エリカヴァレリアは少し間隔をあけての一戦。長丁場に寄った牝馬は使うところが難しいが、ハンデ差は大きく、この距離でも好機はあるかもしれない。猛獣使いとの初コンビで一発を狙う。
初コンビと言えば楽しみなのが、フランキーを配してきたマイネルエンペラーだろう。どんな競馬を見せてくれるか楽しみだ。
そして楽しみでいえば、デビュー戦で2着以下に2秒近い大差をつけたフェデラーももちろん。相手関係もあるので、前走の内容をそのまま鵜呑みには出来ないかもしれないが、今回も同じようなパフォーマンスを出せると、来年は「海外へ」なんて話も出てくるかもしれない。レースぶりに注目したい。