メジロマックイーン関連ニュース
母という名の神に見守られながら
昨日(2月5日)の船橋競馬第9R 中央地方交流のベストサドル特別 でミセスエデシションの4番仔ミカヅキカムイが初勝利を挙げました。
レースは昨日の雪解け水が乾ききらないまま泥んこグチャグチャの不良馬場で行われました。
短期免許で南関東にやってきている岩手の英雄、菅原勲を背にレースへ挑んだミカヅキカムイは、スタートからそれほどおっつけることもなく3、4番手の外で流れに乗ります。
向正面では、外から前の馬を突っつく激しい競馬となりましたが、菅原騎手は慌てることなく、インコースでじっくりと待機。
4角手前では前が壁となりそうな雰囲気もありましたが、直線入り口で一頭分のスペースが開くやサッと飛び込み直線へ。
ミカヅキカムイも菅原騎手のファインプレーに応えてしっかりとゴールまで伸びきり、後続に1馬身半の差を付け快勝しました。
これまで産駒の勝利がなかった母ミセスエディションにとっては、これが待望の初勝利となり、そしてこの仔が事実上のラストクロップになります。
馬名にある『カムイ』とはアイヌ語で「神の威光を持つ高位の霊的存在」の意。
彼を包む威光の主は、きっと最後の仔にすべてを投げ打った母の暖かさでしょう。
[2008 02/06]