フェアリーマックの仔ウタマロボーイが兵庫CS（GII）に出走

その頑張りを母へ届けて

　フェアリーマックの初仔ウタマロボーイが、4月29日に園田競馬場で行われる交流GII 兵庫CS に出走することが決まりました。
　母のフェアリーマックは、主に宇都宮競馬場を主戦場に35戦で12勝を挙げた猛者で、近親にトニービンもいる血統背景も買われて2004年に繁殖入り。しかしウタマロボーイ誕生後は、流産、不受胎が重なり子どもを残せず、残念ながら2006年に繁殖を引退しており、ウタマロボーイが初めてで最後の産駒となります。
　ウタマロボーイ自身は未完の大器ニューイングランドを父に持ち、これまで園田競馬で11戦3勝の戦績を残しています。
　近年でも稀に見るレベルの高い中央ダート勢が相手と、超えなければいけない壁は決して低くはありませんが、強敵相手だからこそ戦う意味が生まれます。
　恐らくもうこの世にはいないであろう母が生まれた意味を、自身が生まれた意味を残すためにも、一つでも上の着順を。