メジロマックイーン関連ニュース
重い宿命と大きな期待を背負う3本の矢
以前お伝えした通り(関連記事はこちら)の馬名、メジロパピオン、メジロブリット、メジロルマンが、4月24日付けで正式にJRA登録をされました。
メジロパピオンの母メジロゲーベルは、近親のメジロラモーヌを彷彿とさせる青黒く光る身体を揺すらせながら、堅実な末脚を武器に長距離戦で活躍。繁殖に上がってからは、初仔のメジロラルゴがいきなり勝ちあがりフローラSに駒を進めるなど、期待の大きい繁殖牝馬です。
メジロパピオンを管理するのは美浦の保田一隆調教師。セイウンスカイ以来派手な活躍はありませんが、父保田隆芳元調教師はメジロアサマを管理していたこともあり、不思議な縁が何かを呼び起こしそうな予感がします。
メジロブリットの母は言わずと知れたメジロランバダの仔。
父も母も管理していた池江泰朗調教師が、まるで我が仔のように連日メジロ牧場へ訪れているというエピソードを聞けば、陣営の期待の大きさを余計な言葉で形容する必要はないでしょう。
メジロルマンの母メジロタイムは、名牝メジロエバートとダンスインザダークの仔。BMSサンデーサイレンスとの配合で勢いを増している中で、孫の世代、ダンスインザダークでどうなるか。管理するのは美浦の菊川正達厩舎と、厩舎、配合とも未知だからこそ、大化けの可能性も十分に秘めているかもしれません。
メジロの今年の馬名テーマは『映画の名前』です。
スティーブ・マックイーンの主演作から名付けられた3頭には、当然大きな期待と重い宿命が課せられています。
彼らには重荷になるかもしれませんが、何とかがんばってほしいと願わずにはいられません。
天皇賞でなくても、メジロの冠を背負ったマックっ仔のサイヤーラインを更に未来へ。
[2008 04/29]