メジロマックイーン関連ニュース
ようやく誕生した命の帆に吹き付ける風
7月3日付けで、アトムチェイサーの2番目の仔アトムスパンカーがJRA登録されました。
アトムチェイサーはマックの初年度産駒としてデビュー。初陣を見事に勝利で飾ると返す刀でGIIIフェアリーSへと挑戦。勝利にこそ結びつきませんでしたが、エイダイクインとともにクラシック候補生として名を連ね、父の名を大いにアピールしてくれました。
2003年に繁殖入りしたアトムチェイサーでしたが、初年度産駒を生後すぐに亡くし、翌2005年は不受胎と、これまで子宝には恵まれていませんでした。
ようやく無事に生まれ育ったアトムスパンカーの父はジェニュイン、所属するのは母と同じ美浦の嶋田功厩舎で、青鹿毛の牝馬。
スパンカー Spanker とは船尾に貼る帆のことで、船を風上へと導くためのものになります。
故障などで満足な競争生活を過ごせず、わずか3勝に終わってしまった母の無念を大きく帆に掲げ、風を受け目指すのはもちろん母が踏めなかったクラシックアイランド。
[2008 07/07]