メジロブリットが登録を抹消、乗馬に

見せられなかった素質はぜひ馬術競技で

　11月10日付けで、メジロブリットがJRA 登録を抹消しました。
　ランバダの仔で池江厩舎。加えて芦毛の牡馬ということで、生まれてからずっと大きな期待をかけられてきたブリットでしたが、思い通りに事は運ばず。デビュー戦として名を連ねた2歳夏のメイクデビュー小倉は、骨折で出走取り消し。怪我が癒えた後は、気持ちが走ることに乗ってこないまま調整が大幅に遅れ、ようやくこぎつけた再デビューは6月の中京でした。
　そこから池江泰郎厩舎所属馬として4戦、谷原義明厩舎に転厩して2戦を走りましたが、残念ながら競馬に対しての前向きさは現れず大敗を重ね、先週の障害未勝利を最後に登録抹消しました。
　残念ですが、幸いなことに今後は大学で乗馬として余生を過ごせるとのこと。
　関係者の誰もが認めていた素質が嘘ではなかったことを、馬術競技の舞台でぜひ披露してくれれば。機会があれば、いずれレポートをお届けしたいと思います。
　お疲れさまでした。生まれてから沢山の期待を背負ってくれて、多くの希望を僕たちにくれて本当にありがとう。最後の最後で君の雄姿が見られて幸せです。生まれてきてくれて、本当に本当にありがとう。君の名は決して忘れません。

　▲ 願い祈った結果が残せずとも、君はぼくたちのヒーローでした。