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弟の2馬身半、姉も譲らず
今日の東京5R メイクデビュー東京 芝1800m に出走した[孫]フェイトフルウォーが直線力強く抜け出し快勝すると、その10分後には、京都6R 3歳上500万 ダ1400m に出走した[孫]ピノブランも同じように直線で綺麗に抜け出して2勝目をゲット、マック孫では恐らく初めてとなる姉弟同日勝利を達成しました。
これがデビュー戦となったフェイトフルウォーは、返し馬で放馬するなど悪さを全開。レースでも一旦は奪ったハナを、向正面の中ほどで奪い返され、やや気の悪い所を見せていましたが、いざゴーサインが入るとグンと加速して後続に2馬身半。
一方のお姉ちゃんピノブランは、距離短縮が良かったのか、脚抜きの良い馬場が合うのか、レース序盤から抑えきれない手応えのまま逃げ馬を見る形でレースを進めると、直線入り口であっさりと抜け出し、最後まで後続をまったく寄せ付けずこちらも楽々と2馬身半。
将来を考えると、どんどんワクワクしてくる素晴らしい内容の競馬でした。
初年度、2年目と順調に勝ち馬を輩出した母フェートデュヴァンにとっても、自身の価値を高めるには十分の結果。同郷の先輩オリエンタルアートの対抗馬として、あるいはマック一族を代表とする馬として、認められる日も近いかもしれません。
ピノブラン：川須栄彦騎手「早めに抜け出す形になりましたが、最後まで脚色は鈍らず、強い競馬だったと思います。返し馬から出来の良さを感じたし、いい時に乗せてもらいました」（馬三郎より）
フェイトフルウォー：田中勝春騎手「放馬してどうなるかと思いましたが、いい返し馬になりました（笑）。そんなにスタートは速くはなかったのですが、自分から行く気を見せて好位につけられました。流れに乗ってスムースに運べて、終いは思った以上に伸びてくれました」（ラジオNIKKEIより）
フェイトフルウォー：伊藤伸一調教師「牧場では立ち上がったりして悪さをするところがありましたが、トレセンに来てからはそういった面を見せていませんでした。しかし、しっかり本番で悪さをしました（笑）。フットワークがいいので広いコースでゆったり走れるのがいいのでしょう。レース内容は良かったです。使って良くなると思っていたくらいで、まだまだ上積みがあります」（ラジオNIKKEIより）