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夢を大切にしてくれる陣営の姿勢が、何よりも心強く
天皇賞春の最終追い切りが28日早朝に行われ、ホクトスルタン 閣下は坂路コースで51.7-37.8-25.0-12.5の時計をマークしました。久しぶりのコンビ結成となる四位騎手を背に、重馬場のコンディションをものともしない力強い走りを披露。ゴール前軽く仕掛けられただけなのに全体の時計も早く、去年とは状態面が全然違いそうです。
3度目の春の盾挑戦まで、あと少し……。
なお、追い切り後に庄野調教師が以下のコメントを残しています。
庄野靖志調教師「前走の阪神大賞典は5着でしたが、この馬の持ち味である逃げ脚とスタミナを発揮して、内容のあるレースだったと思います。休み明けを2回使って、粘りも増してきました。阪神の坂のあるコースで頑張ってくれましたから、この馬の競馬ができるようになったという手応えは掴みました。
前走後も疲れはなく、坂路と馬場とプールを使い、体調管理に気をつけながら負荷をかけながら、十分な調教はできたと思います。きょうは坂路で、馬場開場後すぐに、四位騎手に跨ってもらってしっかり追ってもらいました。昨日の雨で馬場が少し重かったところもありますが、開場後すぐということもあったし、四位騎手も『いい手応えだった』と言ってくれました。
一昨年のこのレース4着で、去年1年間はいい状態で使ってあげられなくて申し訳ない気持ちでした。今年に入って、馬の調子は少しずつ上向いていますし、春の天皇賞は3回目の挑戦ですが、2回走ったアドバンテージもあるのかなと思っています。
(天皇賞4代制覇について)本当に凄いことだと思いますし、牧場関係者や調教師の先輩方が作ってきた記録ですから、そこに参加させてもらえて幸せです。この記録が始まったのが僕が生まれた1970年なんです。この馬で記録が作れるのなら、皆さんにも見てもらいたいですね。あとはしっかり走れば、チャンスが来るのではないでしょうか」(ラジオNIKKEIより)