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その魅力こそがヒーローたる所以
3月26日土曜日に阪神競馬場で行われたスプリングS(GII) に孫のオルフェーヴルが出走。
道中、中団の真ん中で折り合うと、4コーナーにかけて大外を進出。直線、池添騎手に一発二発と気合を入れられると、内にササりながら、金髪をなびかせ、「ギューーーーイン」と先頭に躍り出ると、内で粘るベルシャザールの追撃を最後まで許さず、1着でゴール版を駆け抜けました。
オルフェーヴルはデビュー6戦目で待望の重賞制覇。マック孫としては今年1月に京成杯を制したフェイトフルウォー以来の9勝目となります。
今日も折り合いはギリギリ、4コーナーでは外へ行き、直線は反対に内と、相変わらずやりたい放題ですが、これこそが彼の魅力でもあります。
次また同じ走りができるかどうかも疑わしいですが、それもまた彼の良い所。
どんな競馬をしてくれるか分からないから、その走りを見たくなるのです。競馬場に行きたくなるのです。
池添謙一騎手「普段の調教とレースで、ひとつひとつ教えてきたことが実を結びました。もともと折り合いが心配な馬でしたが、今日はスムーズにいいリズムで走ることができました。今日はしっかりと結果を出すことができましたし、本番につながるレースができましたので、これからが楽しみです。まだ重賞をひとつ勝ったばかりですから、お兄さんと比較するのはかわいそうですが、これからはドリームジャーニーの弟ではなく、『オルフェーヴル』と呼ばれるようになると思います。本番に向けて順調にいって欲しいですね」(ラジオNikkeiより)
池江泰寿調教師「今までやってきたことが実を結びました。レースのレベルが上がった方が競馬もしやすいですし、今日は鞍上も意識的に早めに動いたようですが、まるでドリームジャーニーを見ているようでした。左回りに関しては『京王杯2歳Sの一戦だけでダメと決めつけてはいけない』と鞍上も言っていました」(ラジオNikkeiより)
© JRA
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