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2012年の春シーズンを締めくくるGI、宝塚記念に、ファン投票1位に推されたオルフェーヴルが出走。
道中は中団馬群の外目を追走。この日は前に馬を置くことができたオルフェーヴルは何とか我慢をし続け、またパートナーを組む池添騎手も、各馬が動き出した4コーナー手前で一旦は置かれる形になっても慌てず騒がず馬の力を信じて、集団の中でじっくりと待機。馬も人も信頼し合った同志に神様も微笑んだのか、4コーナーではぽっかりと前が開き、あとはいつもの豪脚を発揮するだけでした。
この勝利でマック孫は9度目のGI 勝利、重賞制覇は18度目に。勝ちタイムは2:10.9、2着ルーラーシップとの着差は2馬身差。
阪神大章典で馬のせいにし、天皇賞で馬場のせいにし、今回は状態が悪いと戦前から三味線を張り、王者としての立ち振る舞いをまるで放棄している陣営にはほとほと呆れるのですが、オルフェーヴルの走りはやはり王者そのものの姿。
陣営は王者としてのプライド、日本一だという自覚をもっと持ってほしい。もっと強くあれ。世界の舞台で本気で戦い抜くのであれば、もっともっと強くあれ。
池添謙一騎手「ここまで本当にきつくて…勝てて本当に良かったと思います。沢山の方に競馬場に足を運んでもらって、この馬の力をやっと見せることが出来ました。色々なことを言われましたが、この馬が一番強いと思っていましたし、スタッフが懸命に仕上げてくれました。完璧ではなくてもあれだけのパフォーマンスを見せてくれて、本当にホッとしました。返し馬では前走よりリラックスしていて、後は自分がしっかり乗るだけだと思っていました。メンコを外したこともあって行きっぷりが良く、いつでも行けるという手応え。ゴチャついているところにいたので、どこを抜けて行こうかと考えていました。4コーナーで少し下がりましたが、手応えがあったので、前が空いたところに行こうと思いました。内の馬場は悪かったのですが、関係ありませんでしたね。強かったです。この後、馬が大丈夫であれば海外に向かうことになるでしょうし、楽しみです」(ラジオNikkei より)
© JRA
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