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ゴールドシップが傷跡残る淀に高々と帆を掲げ2冠制覇


本日行われた第73回菊花賞(GI)に出走したゴールドシップが、序盤後方待機から4角先頭、直線も堂々と後続を封じて皐月賞に続く2冠制覇を成し遂げました。
ダービー同様に内枠を嫌うのか、スタートから内田博幸が出していく構えも行き足が付かず、結局最初の4コーナーを最後方で迎える展開に。道中はよどみのない展開ながら馬群がギュッと凝縮されたまま流れ、結果的にはそれがペースの落ち着いたところでのポジション押し上げに味方しました。
向正面からじわじわとポジションを上げていき、けれども行ききらずに3コーナーの手前では定石通りに一息入れ、そして4コーナーの下りで再度加速を付けて4角先頭。
直線もゴールまでしっかりと走りぬき、見事に菊の大輪を咲かせました。

勝ちタイムは3:02.9で、2着スカイディグニティとの差は1 3/4馬身差。
ゴールドシップはこの勝利で通算成績を9戦6勝とし、またマック孫のGI 制覇は10度目、重賞制覇は22度目となりました。

2週間前に悲劇のあった舞台での見事な勝利。
黄金色に輝く船の光りは、闇に沈んだ希望を再度照らしてくれるでしょうか。

ゴールドシップ:内田博幸騎手「このメンバーで、GIホースとして強いレースをしなければと思いました。馬もよく走っています。馬場入りの時、元気のいいところを見せていたので、これなら弾けてくれるのではと思っていました。前に行ければある程度のポジションでと思っていましたが、行き脚もつかなかったので腹を括って後ろから包まれないようにレースを運びました。ペースも落ち着いたので、早めに動いて、あまり外を回されすぎないようにしました。この馬は後ろから来られても簡単には抜かせませんからね。とにかく1番人気に応えることが出来て良かったです」
(ラジオnikkeiより)

ゴールドシップが傷跡残る淀に高々と帆を掲げ2冠制覇 © JRA

ゴールドシップが傷跡残る淀に高々と帆を掲げ2冠制覇 © JRA

[2012 10/21]

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