圧巻の走りでゴールドシップが宝塚記念を連覇

昨日6月29日に阪神競馬場で行われた第55回 宝塚記念(GI) 芝2200m にゴールドシップが優勝。
同レース初めての連覇を飾りました。

スタートはいつものように行き脚がつかない感じでしたが、そこから鞍上が上手に馬の気を出させ、馬群の外目を通って先行集団へと進出。
1コーナーを3、4番手で回ると、道中は引っかかることなく終始スムーズな走りで前を追走し、後は抜け出すタイミングを待つばかり。
直線半ばで先頭に立ったゴールドシップは、週中に鞍上がこぼしていた「相手はいない」というコメント通り、そこから後続をまったく寄せ付けず、終わってみれば3馬身の差を付ける文句なしの完勝劇でした。

これが初めてのコンビとなった横山典弘は、「これがこの馬の乗り方でしょ？」と言わんばかりの一発回答を華麗に披露。
2度目のダービー制覇で、ますます円熟味を増した腕達者は、ゴールドシップの航路も正しい方向へと導いてくれました。

これでゴールドシップは通算成績を19戦11勝とし、爺ちゃんを超えるGI5勝目、獲得賞金でもマックを抜くことに。
また34回目の重賞制覇、15回目のGI制覇となった今回の宝塚記念で、マックファミリーは2011年の有馬記念からグランプリレース6連勝という偉大な記録も達成しています。

参考：メジロマックイーンファミリー 勝利一覧

横山典弘騎手
「ちゃんと走ってくれました。『最後までがんばってください』と馬にお願いしていました。ファン投票１位のプレッシャーもありましたし、気分でどうなるかという面のある馬なのでホッとしました。素晴らしい馬です。メジロライアンでこのレースを勝ったときと同じぐらい嬉しいですね」

© JRA

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