メジロマックイーン関連ニュース
本日5月3日に京都競馬場で行われた、第151回 天皇賞春(GI) 芝3200m でゴールドシップが優勝。自身3度目の優勝で天皇賞初制覇を飾り、マックファミリーにようやく天皇盾のタイトルがもたらされました。
またゲート入りに手こずり、スタート後は追走に苦しみ。
最後方で迎えた最初の1周目4コーナーの下りでは、絶望感さえ漂っていましたが、それらすべてはこれから起こる物語の序章に過ぎませんでした。
正面スタンド前で馬場の中央へゴールドシップを持ち出し、少しずつポジションを押し上げていくと、向正面で鞍上は迷わず鞭を一発。
大外を通ってぐんぐん進出していくと、2周目3コーナー過ぎでは早々と3番手の外へ。
ヒヤヒヤ、ドキドキ、「そんなんで最後まで持つの?」的な疑心もあり。
見ている人の心をさんざん揺さぶりながら、残り50m ほどで先頭に立つゴールドシップ。
でもそれで終わりではなく。
スタート前から魅せるだけ魅せてきたくせに、その上、ゴール直前に大外一輝の強襲を受けるという最後の最後まで心臓に汗をかかせる見せ場を作りながら、破天荒な役者たちは念願だった天皇賞のタイトルを僕達にプレゼントしてくれました。
ゴールドシップはこの勝利でGI 6勝目、通算成績を24戦13勝に。
またマックファミリーは今季8勝目で、通算勝利数が154勝。通算16回目のGI 制覇で、通算重賞勝利は37勝となりました。
参考:メジロマックイーンファミリー 勝利一覧
横山典弘騎手
「追い切りも今日のレースも大変でした。今日は、本当は行ければ行こうと思いましたが、行けませんでした。ムチを使えば行けたかもしれませんが、それで気分を害しても困りますからね。でも今日、動いて行ったタイミングは馬の気持ちではなく、促して行きました。今日は馬と私の戦いでした。勝ったのはゴールドシップです。この後は、たまに真面目に走ってくれればいいですね。あとは、厩舎スタッフをあまり困らせないようにして欲しいです」(ラジオnikkei より)