メジロマックイーン関連ニュース
本日2019年11月10日に行われた第44回 エリザベス女王杯(GI)芝2200m で、ラッキーライラックが優勝しました。
中団後方寄りに位置取ったラッキーライラックは、終始内目でじっくりと脚を溜める競馬から、迎えた直線はこの馬が本来持っている爆発力で最内を突き抜け、鮮やかに2つ目のGI タイトルを手にしています。
ラッキーライラックは父オルフェーヴル、母ライラックスアンドレースという血統の4歳牝馬。
2歳女王として挑んだクラシック路線は、アーモンドアイという強敵がいたことを加味しても、不完全燃焼の内容と結果だったことは否めず。
その流れは今季に入ってもなかなか変わらず、今回は鞍上をデビューからずっとコンビを組んできた石橋脩騎手からクリストフ・スミヨン騎手にチェンジし臨んだ、まさに決意の一戦でした。
勝負の世界は厳しく、そして時に残酷で。
彼女の輝きを取り戻した栄光が、彼女と苦悩を共にしてきた彼の未来にも有意義になってくれることを願うばかりです。
この勝利でラッキーライラックは2つめのGI タイトル、4回目の重賞制覇となり、通算成績を12戦5勝としています。
またオルフェーヴル産駒も2つめのGI 制覇で、重賞は7度目の優勝。
今週は6勝の荒稼ぎで今季88勝目、通算165勝目となっています。
[オルフェーヴル産駒 勝利一覧]
[「2015 – 」 – メジロマックイーン クロニクル]
クリストフ・スミヨン騎手
「今日はいい馬に乗せてもらえたこともあるけど、自分自身もベストなコンディションだった。調教に乗ったときからいい馬だというイメージがあった。パドックでの動きも姿も良かったので、自信を持って乗った。スタートがそれほど良くなく、思ったよりも後ろの位置になったが、内枠でもあり(脚を)ためていこうと。3コーナーの坂を下って、4コーナーで加速がついたので外を回ろうと思ったが、ふと見ると内が空いていたので内をついた。内が空いたとは言っても、この馬の切れがなければ勝てなかった」
(スポーツ報知より)
© JRA
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