メジロマックイーン関連ニュース
2021年11月7日(アメリカ6日)。
アメリカ西海岸のデルマー競馬場で行われたブリーダーズカップディスタフ(GI)ダート1800m に出走したマルシュロレーヌが、日本馬として初となるアメリカのダートGI 制覇の快挙を成し遂げました。
オイシン・マーフィ騎手を背に10番枠よりスタートしたマルシュロレーヌは、レース序盤は後方のポジション取りから3,4コーナーにかけて外を通って手応えよく進出、4コーナー出口で先頭に立つと、内から、外からと際どく迫られながらも最後まで先頭を譲らず栄光のゴールへと駆け抜けました。
マルシュロレーヌは父オルフェーヴル、母ヴィートマルシェという血統の5歳牝馬。
昨年夏には小倉の条件戦を走っていた馬が、あれよあれよという間に世界の頂点へ。
オルフェーヴルの成長力にはとことん驚かされますが、マルシュロレーヌをブリーダーズカップへ連れて行こうと考えた矢作調教師の慧眼もまた見事。
すでにヨーロッパでは刻まれていたMejiro McQueen の名が、名伯楽の手でアメリカの競馬史にも書き込まれました。
アメリカで初GI 制覇を果たしたマルシュロレーヌは、通算21戦9勝の戦績に(地方交流6戦4勝、海外1戦1勝含む)。
オルフェーヴル産駒は海外GI初制覇。
通算で6度目のGI タイトル(ラッキーライラック:阪神JF、エリザベス女王杯2回、大阪杯、エポカドーロ:皐月賞、マルシュロレーヌ:ブリーダーズカップディスタフ)で、27度目の重賞制覇(地方交流重賞6勝、ジャンプレース重賞2勝含む)となりました。
[オルフェーヴル産駒 海外レース勝利一覧]
矢作芳人調教師
「ちょっと仕掛けが早いかなと思った。(人気がないのは)なんで馬鹿にされているのかなと思っていた。(BC で一日2勝は)もう死んでもいいくらい。ダートで勝てたことがうれしい」
(スポーツ報知より)
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