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日本時間3月26日の深夜から27日にかけて開催されたドバイワールドカップデーに、ヴェローチェオロ、オーソリティ、ユーバーレーベンの3頭が出走。
それぞれ素晴らしい走りを見せてくれました。
Dubai Gold Cup(GII) 3200m Turf に出走したゴールドシップ産駒のヴェローチェオロは、スタートから出していき先行集団の外目でレースを進めると、4コーナーでこのレースを制したステイフーリッシュを内に閉じ込めながら直線へ。最後は伸びきれず7着に終わりましたが、遅いペースの中でしっかりと折り合ったことは大きな収穫で、まだオープンに上がったばかりということを考えても、十分胸を張っていい結果だったのではないでしょうか。
ミルコ・デムーロ騎手
「少しスローでしたが、仕掛けていったときは勝てるかなと思いました。最後は直線で馬があきらめてしまいました。少し芝は重いかも」
(スポーツ報知より)
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そしてDubai Sheema Classic(GI) 2400m Turf には、オルフェーヴル産駒のオーソリティと、ゴールドシップ産駒ユーバーレーベンが登場。
前走同様にスタートからハナを切ったオーソリティは、道中マイペースの逃げから直線で粘り込みをはかりましたが、残り200m で勝ったシャフリヤールに交わされると、その後も懸命の抵抗を見せてくれましたが3着に敗れました。
一方のユーバーレーベンは後方の位置でじっくりと脚を溜める競馬。やはりこの馬にはこの形が一番合うようで、直線は大外から昨年のブリーダーズカップターフチャンピオン・ユビアーとの競り合いで脚を伸ばし掲示板を確保してくれました。
悲願のGI 制覇とはならなかったオーソリティですが、この2戦の競馬は堂々たるもので、国内外問わずいずれはチャンスがやってくるだろうと確信できる素晴らしいキャンペーンでした。
またユーバーレーベンは昨年のジャパンカップに続き、しっかりと自分の走りができれば牡馬相手にも引けを取らないことを証明。昨日の日経賞で敗れたウインキートスと同じで牝馬の中・長距離馬がゆえに、今後の路線が難しいところではありますが、レース選択と成長曲線がうまく噛み合えば、ラヴズオンリーユーのような活躍だって夢ではないかもしれません。
クリストフ・ルメール騎手(オーソリティ)
「うまくレースを運べました。でも最後は踏ん張れませんでした。ダービー馬はやっぱり強いですね」
(スポーツ報知より)
手塚貴久調教師(ユーバーレーベン)
「ドバイに到着したとき、輸送の疲れがあって体も減っていたことを考えると、よく持ち直してよく頑張ってくれたと思います。また、少し湿った今日の馬場はこの馬には向いていましたね。本当はもう少し前で追走する予定だったのですが、1コーナー前で狭くなった分、後ろになりました。そんな中、ペースもそこまで速くない中でよく追い込んだと思います。これからも楽しみですよ」
(ラフィアン公式より)
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