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本日2020年2月22日の東京11R ダイヤモンドステークス(GIII) 芝3400m に出走したミライヘノツバサが、中団後方よりの位置取りから4コーナーで馬群の中に潜り込むと、直線は全馬が脚上がる厳しいレースに。
一度はオルフェーヴル産駒のオセアグレイトが抜け出す形になりますが、粘り合いの中からミライヘノツバサが懸命に脚を伸ばして先頭に立ち、最後は後続馬の強襲を受けながらも、「バチバチ」と火花が飛び散るような競り合いをハナの差だけ制して優勝しました。
ミライヘノツバサは父ドリームジャーニー、母タムロブライトという血統の7歳牡馬。
もともとは一線級のライバルともしのぎを削っていたミライヘノツバサですが、大きな怪我もあり、なかなか本来の実力を取り戻せずにいました。
そして活路を求めて挑戦した超長距離戦。
最後はすべての馬が息も絶え絶えの死闘となりましたが、人馬歯を食いしばるように、いつ止まってもおかしくない脚を死にものぐるいで前へ投げ出す姿は、心を揺さぶられるほど熱く。
必死に耐え抜いた先には、この馬を懸命に立て直してきた陣営への喝采と、はじめての重賞タイトルという輝きが満ちていました。
この勝利で、ミライヘノツバサは通算23戦5勝の戦績に。
ドリームジャーニーは通算73勝目にして、悲願の産駒初重賞制覇を果たしました。
[ドリームジャーニー産駒 勝利一覧]
木幡巧也騎手
「ビックリしました。馬には感謝しかありません。正直ゴール前は負けたという第一印象でした。追っている感覚としては、相手が伸びているように感じましたが、良く踏ん張ってくれました。先生に感謝しています」伊藤大士調教師
「全てうまく行きました。思い切って脚元を気にせずやってみようと考えて、前回は少し良い競馬ができていたので、それがよかったのかなと思います。スタッフがうまくケアしてくれて、馬もよく頑張ってくれました。切れる脚がなくておかれてしまうので、バテない、しぶとさを生かすには長距離がいいのでしょう。まずは脚元の様子を確認して、馬の状態を見て、このあとは天皇賞を目標にしようと思います。重賞初制覇まで長かったですね。今まで重賞を取らせてあげられなかった馬もたくさんいました。それでも我慢してやってきたことが恩返しになってくれたのかなとも思います」(ラジオnikkei より)
© @berry29051387さん
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© JRA
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