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シルヴァーソニック(オルフェーヴル産駒)が現役を引退


シルヴァーソニックが左前肢球節部に重度の繋靭帯炎を発症し、このまま現役を引退することになりました。

シルヴァーソニックは、2019年1月の新馬戦でデビュー。
当初はエアトゥーレの子ということもあり、中距離戦を使われていましたが、長距離戦で力を見せ始めると、2022年には春の天皇賞に出走するまでに成長。
そのレースではスタート直後に落馬しそのまま空馬で走り切り、ゴール後にはラチを飛び越え大転倒という不名誉な形で有名になってしまいましたが、その年のステイヤーズステークスで初の重賞タイトルを手にして汚名を返上すると(記事1)、翌年にはサウジアラビアで行われたLongines Red Sea Turf Handicap(GIII) で海外重賞を初制覇(記事2)。
その後出走した春の天皇賞3着までは、まさに彼にとって最高のキャンペーンでした。

球節炎から復帰した今季2戦は見せ場を作れずにいましたが、もう満足に走れる状態ではなかったのかもしれません。
今後は社台ファームで乗馬になるとのこと。

8歳まで現役を続けて、キャリアはわずか24戦。
「もう少し順調ならば……」と思わずにはいられませんが、ここまで十二分に夢を見させてくれたので、無事に引退できたことを素直に喜ぶべきなのでしょう。

おつかれさま、そしてありがとう。

[2024 05/28]

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