メジロマックイーン関連ニュース
ヴェルトライゼンデが屈腱炎を再発し、残念ながら引退することになりました。
ヴェルトライゼンデは2019年9月の小倉競馬でデビュー。
兄にワールドエースとワールドプレミアがいる血統背景もさることながら、黒光りする身体は美しく、デビュー戦の勝利(記事1)、萩ステークスで無傷の2連勝(記事2)を果たした時に、ドリームジャーニーの最高傑作であることを疑う人はいなかったことでしょう。
ただこの馬にとって不幸だったのは、同期にコントレイルがいたこと。
ホープフルステークス、皐月賞、ダービー、菊花賞と彼がヴェルトライゼンデの前に立ち塞がり、挙句自身は屈腱炎を患うことに。
それでも1年4カ月の復帰戦となった2022年の鳴尾記念で重賞初制覇を果たすと(記事3)、その年の秋にはジャパンカップで大接戦の3着に入り、この馬だってGI級の力があることを証明してみてくれました。
4歳からは常に「なんとか無事に」が合言葉となってしまったことが、本当に残念ですが、ここまでよく頑張ってくれました。
今後はノーザンホースパークで乗馬になるとのこと。
「なんとか無事に」GIタイトルを取ることは出来ませんでしたが、「なんとか無事に」現役生活を終えられることが出来たのは幸せなことなのかもしれません。
よく頑張ってくれました。
おつかれさま。
どうか末長く幸せに。
[2025 02/08]