ギルデッドミラーが登録抹消。夢を子に託して繁殖入りへ

来週のフェブラリーステークスに出走を予定していたギルデッドミラーが、2月7日の調教後に故障を発症。
右前肢繋靱帯炎と第一指骨の剥離骨折で全治3ヶ月以上との診断がくだり、このまま現役を引退、2月9日付けでJRA 登録を抹消しました。

ギルデッドミラーは2019年7月の中京新馬戦でデビュー。
初陣を勝利で飾ると（記事１）、その後はNHKマイルカップで3着に入るなど、一級のマイラーとしての活躍が嘱望されました。
しかしその後は重賞タイトルに手が届かぬまま勝利にも見放され、なかなか勝ちきれない日々が続くばかり。
転機となったのは昨年夏の新潟、NST賞でした。

初めてのダート戦で秘められていた素質が開花すると（記事２）、武蔵野ステークスで待望の重賞制覇（記事３）。
ダートでは底をまったく見せておらず、次走に予定されていたフェブラリーステークスでも有力馬の一頭に当然として名を連ねていましたが……。

今後は故郷のノーザンファームで繁殖入りするとのこと。
芝でもダートでも走れて、そして枯れそうなところからもう一花咲かせるあたりも、オルフェーヴルの良さが存分に詰まった才女。
手にすることのできなかったGIのタイトルは、子供たちがたくさん届けてくれることでしょう。

おつかれさまでした。

[オルフェーヴル産駒の繁殖牝馬]

[オルフェーヴル 2017年産駒]