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メジロマックイーン関連ニュース

オーソリティが現役を引退。オルフェーヴル2頭目の後継種牡馬に。


オーソリティの現役引退が、所有するシルクレーシングより発表されました。
オーソリティは前走のエルムステークス後に、左前種子骨靭帯損傷を発症。
その症状は重く、競走能力喪失と診断されたとのこと。

オルフェーヴルっ仔の中でも特に眩い輝きを放っていたオーソリティは、デビューからあっという間にスターダムへと駆け上がり、2020年の青葉賞で初の重賞制覇(記事1)。
彼にとっては栄光の始まりとなるはずでした。
しかしダービー・菊花賞出走馬の中に、彼の名はなく。

青葉賞後に骨折が判明。
思えばこれが彼にとってのターニングポイントだったのかもしれません。
復帰戦となったアルゼンチン共和国杯で堂々の重賞2勝目を手にするも(記事2)、翌年の天皇賞春後に再び骨折。

復帰後に見せた、アルゼンチン共和国杯連覇から(記事3)、ジャパンカップで僅差の2着、サウジアラビアのネオムターフカップ Neom Turf Cup 制覇(記事4)、そしてドバイシーマクラシック Dubai Sheema Classic 3着(記事5)への流れ。
それは紛れもなく彼のポテンシャルの高さを示したキャンペーンでしたが、そのハイライトシーンはあまりにも短いものでした。

「何もかもが噛み合わなかったとしても、あと少しだけ、ほんのあと少しだけうまい具合に歯車が噛み合ってくれれば……」

残念で、無念で仕方ないのですが、これも競馬の難しさ、厳しさなのかもしれません。
救いは彼が無事であること、そして優駿スタリオンステーションで種牡馬入りする見込みであるということ。

あとほんのちょっとのところで手にすることのできなかったGIタイトルの夢は、子供たちに。
おつかれさま、そしてありがとう。

[オルフェーヴル 2017年産駒]

[2023 08/25]

この記事にでてくるお馬さんのプロフィール

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